特定社会保険労務士 村岡長治ブログ

年金事務所、「顧問先の名」で書類を作成・削除??

70歳以上の社員の算定基礎届について、年金事務所(当時・社会保険事務所)の指示のままに手続きをしたにもかかわらず、ごく最近、年金事務所から「その手続きではいけない」と言ってきた例があります。

この社員は昭和13年3月生まれ。会社に勤めたときは、それまで全く厚生年金にも国民年金にも加入していませんでした。

昭和31年4月2日以降に生まれた方は、年金受給資格を得るためには25年の厚生年金保険被保険者期間が必要ですが、昭和22年4月1日以前に生まれた方は最低15年あれば可能です。先ほど述べたように、この方は昭和13年生まれです。

70歳を迎えたとき、普通なら70歳喪失届を提出して「一件終わり」です。しかしあと3年数ヵ月掛けると年金が受給できることを話し、脱退手当金(昭和16年4月1日以前生まれには適用されるはずです)をもらうか、あとの期間を高齢任意加入して受給権を得るか、選択を求めました。彼は高齢任意加入の道を選び、保険料も会社が半額負担してくれることに決まったのです。

そのすぐ後に算定基礎届の時期が来ました。社会保険事務所(当時)から送ってきた書類には彼の名前が記載されていません。私は記載されている最後の社員に続けて、その方の氏名と3ヵ月の給料、決定後の標準報酬月額を書き、欄外に「高齢任意加入」と書きこみました。
提出に当たっては、社会保険事務所の担当者に受給資格を得るまで高齢任意加入している旨を話し、書き方を確認したうえで手渡しました。

1ヵ月後、賞与届についても同様に扱い提出しました。

ところが翌年の算定届の際、「70歳以上被用者 算定基礎・月額変更・賞与支払届」という用紙に記入するように言われました。
前回の提出方法について話しましたが、その方法は間違いだ、前回はそのままでいいが、これからはこちらの用紙を使ってください、というのです。

ところが今年4月15日、年金事務所の適用調査課のYさんからから私に電話があり、「70歳以上被用者 算定基礎・月額変更・賞与支払届」の用紙は、年金の受給資格があって勤めている人が出すものだ、と言って算定届等の正しい提出方法について説明がありましたが、それは最初に私がやった方法だったのです。

私は初めからの事情を話し「必要なら書類を出し直しましょうか?」と言いますと、「これまでは構いません。今後、お話した方法で書類を提出してください」ということでした。

それで済んだと思っていたところ、本日(6月7日)、顧問先から「聞きたいことがある」と電話がありました。
訪問しますと、私とは違う他の人の筆跡で2通の「70歳以上被用者 算定基礎・月額変更・賞与支払届」を作成し、赤いスタンプで「職権削除」と押したものを、年金事務所から送ってきていたのです。

顧問先にとっては、「一体どういうことだ」と思うのは当然でしょう。顧問先の住所・社名・代表者名も手書きで書きこんでいます。削除するのなら、私が書いて提出したものを削除すべきでしょう。顧問先の名前で勝手に書類を作って、それを削除するとはどういうことでしょう。

顧問先には、先日電話で話しているから問題ないでしょう、と言ってきました。しかし考えれば考えるほど腹が立ってきます。顧問先の名で勝手に書類を作るなら(本来はありえないことですが)、まず断る必要があるのではないでしょうか。

改めて「文句」を言うつもりもありませんが、どういうことなのか、年金事務所に聞いてみようかと今考えています。
2010.06.07
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