特定社会保険労務士 村岡長治ブログ

「死後の準備」に行ってきました

実は昨日、川越公証役場へ行って、自分自身の「遺言書」を作成してきました。ここ数年、なんとなく気になっていたことです。

私は行政書士もしていますので、依頼されて人の相続の手続きをすることがあります。しかし、自分の死後についての意思表示ができていないとなると、まさに「紺屋の白袴」になってしまいます。
そういうわけで、どうせ作るなら最も安全な公正証書遺言を、ということで公証役場へ行ったのです。

一昨日、どのように遺言したいかを書いた下書きと必要な書類を揃えて持参しましたので、打合せは20分もかからなかったでしょうか。
夕方には、もうプリントアウトした遺言書の内容が、自宅にFAXで送られてきました。

翌朝、「OK(校了)です」とFAXしたところ、電話がありました。
「公証人がこちらにいるのが、月、火、水曜です。いつなら都合がいいですか」
「今日は水曜なので、さっそくですが今日では?」

公正証書遺言の作成には証人が2名必要です。その手配も頼みましたので、急では無理かなと思いましたが、午後なら間に合うということで出向きました。
ここでは公証人から簡単な説明があって、私と2人の証人の前で遺言書を読み聞かせてくれました。ここでも20~30分程度しかかからなかったと思います。
最後に、遺言書の正本と謄本を受け取って終了です。下準備をしていましたから、わずか2日で出来上がりました。

自筆遺言書の場合、書式を誤ると無効になるうえ、遺言者の死後にそのまま開封することも禁止です。その前に家庭裁判所の検認が必要になります。しかし、そんなことを知っている遺族がどれほどいらっしゃるでしょうか。
しかも検認を受けるまでの間、(通常は1~2ヵ月程度)相続手続きを進めることができません。しかし相続税の申告期限は決まっています。
というわけで、我が家では検認の必要がない、そして後日、争う余地の最も少ない公正証書遺言にした、というわけです。

皆さんご存知とは思いますが、ここで念のためにひと言。

遺言書には、原則、何を書いてもいいのです。そこで、死後の葬儀のやり方などを書く方がいらっしゃいます。
「身内だけの密葬にしてほしい」
「友人の○○さんと××さんには必ず知らせてほしい」
そのほか――。
「献体に協力したい」
「臓器提供をしたい」など。

しかし葬儀は待ったなしです。遺言書を開くのは、たいていの場合、葬儀が終わってホッとしてからです。49日忌が終わってから、ということもままあります。これでは間に合いません。

ですから、葬儀に関することなどは、もし必要なら別に文書で残し、あらかじめ家族に知らせておく必要があります。これは遺産相続の「遺言書」ではなくて、あくまでも精神的な「遺言」といえるものでしょう。遺書といってもいいでしょうか。
「お母さんを大事にして」「兄弟仲良く」などというのと同じく、「遺言者の希望」というわけです。法的な強制力はありませんのでご注意ください。
ただし、亡くなった方の希望として、叶えてもらえることが多いのではないでしょうか。

さて、遺言書が完成したので、近々葬儀に使う遺影写真の撮影に行ってこようと思っています。死後、遺族がボケた写真をアルバムから探し出して、モーニングや紋付を着せた不自然な遺影はどうも苦手ですので…。

用意のいい方は、生前葬を行う場合もあります。墓石に戒名を彫って、まだ生きているという証にそこに朱色を入れ、葬式を執行する。逆修(ぎゃくしゅ)といいますね。
しかし私の場合、まだそこまでは、という気持ちもあります。あと数年もたつと変わるかもわかりませんが。

私が遺族の依頼を受けて相続手続きをした方のなかに、しばらく病で伏せていて、結局、遺言書が間に合わずに亡くなった方もいらっしゃいます。
念のために申し上げますと、私は元気です。しかし「元気なうちに準備を」というのが大事だと思いますよ。

「いつまでも あると思うな 親と金」といいますが、自分の命の終点も、ふだん改めて考えることもなく、いつまでも生きているような錯覚に陥っている方が、失礼ながらけっこう多いのではないでしょうか。

2010.09.16
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